日本のエネルギー業界を牽引する新しい商品開発を手がけたい。

理系職 技術開発
JOB:職種・仕事を知る
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基盤技術部 スマートシステム研究開発センター 池田 陽一 2010年入社 化学環境学専攻
「社会に大きな影響を与える仕事をしたい」とエネルギー業界を志望。就活を通して、社員の方と会社の雰囲気が自分に合っていると思うようになり、また、様々な仕事に挑戦できることに魅力を感じ、入社。基盤技術部 エネルギーシステム研究所を経て2015年 現部署へ。

キャリア

2010年 基盤技術部 エネルギーシステム研究所 2015年 基盤技術部 スマートシステム研究開発センター

大きな可能性がある
超音波メーターの開発。

私はガススマートメーター、特に次世代の超音波メーターの開発や品質管理を行っています。超音波メーターは、ガス流量の計量に伝搬時間差式の計測技術を適用した電子式スマートガスメーターです。従来の膜式メーターよりも部品点数を大幅に減らすことにより、小型化を実現しています。2010年末からはガススマートメータリングシステムに対応した「第二世代品」の導入を始めており、今後、新たな通信規格で構成するネットワークシステム上で自動検針ができます。得られた詳細な計測データを活用し、ガス使用量の「見える化」や、各種サービスの提供を検討していて、大きな可能性が広がる商品です。他部署や、開発メーカーなど社外の方と一緒に仕事をすることが多く、それぞれの意見を調整しながら開発を進めていく難しさがあります。しかし超音波メーターという、新しいことに挑戦できる面白さに毎日が充実しています。また、自分が開発したものを商品として世の中に出せるチャンスにわくわくしています。

1人で研究していたテーマが、
10人以上関わるテーマに。

前所属の水素システムチームでは、研究テーマの一つとしてSOFC(固体酸化物形燃料電池)の超高効率化を研究していました。SOFCは、家庭用の新しいエネファームとして研究開発していますが、私が研究開発していたのはそれよりもっと新しい業務用の燃料電池の開発です。SOFCとCO2吸収材を組み合わせると、原理上SOFCの発電効率を飛躍的に上げられることに着目し、特許を取得しました。しかし、実際にこのシステムで使えるCO2吸収材がなく、開発する必要がありました。このシステムに適したCO2吸収材の材料は何が良いのか調べるところから始まり、高い品質を保った材料をつくる会社を探すなど、2年間、1人で苦労しながら研究開発をしていました。2年間の成果として、私が関わった当初より性能が約3倍になり、耐久性を上げることもできました。そんな仕事が認められて、今では4つのチームで10人以上が関わる大きな研究開発テーマになっています。自分が蒔いた種が芽を出したという実感がわき、とても嬉しかったです。4つのチームを横断した会議では、ほとんどの参加メンバーは先輩や上司ですが、私が一番この研究内容をわかっている者として議論や進行の取りまとめを行っていました。先輩の意見をまとめ、自分の意見も言いながら開発を進めていくのはとても難しかったですが、やりがいもあり、良い経験になりました。SOFCの発電効率を上げることで、コンビニやレストランなど今まで燃料電池が設置されていなかった市場にも進出することができ、より多くのお客さまに高効率で環境にやさしいエネルギーシステムを提供することができるようになります。世界が注目する東京オリンピックの2020年には世の中へ発表できるような目標を設定して取り組んでいます。

挑戦しがいがある未知の領域で、
「自分が開発した」と言えるものを世の中に。

エネルギーシステム研究所での水素と、スマートシステム研究所での超音波メーターは、同じ研究所という組織ではありながら全く違う分野であり、改めて東京ガスにおける研究内容の幅広さを実感しています。水素や再生可能エネルギーの分野も好きでしたが、現在は商品開発というよりお客さまや社会に近い分野で挑戦できることにやりがいを感じています。超音波メーターは既に50万台ほどが導入されており、今後も導入台数を増やしながら、高性能な超音波メーターをさらに賢いメーターへと開発を進め、普及させていきます。また、ガスという安全性が求められる商品なだけに、細かなところまで突き詰めて考えることも求められます。不良品の割合が0.1%であっても許されません。緊張感があると共に、挑戦しがいがある未知の領域です。今後も挑戦を続け、水素の研究開発とメーターの商品開発の両方での知識や経験を活用して「自分が開発した」と言えるものを世の中に出していきたいと思います。

あなたの仕事を一言で表すと…

エネルギー業界を
変革する仕事。
水素システムチームに所属していた時、パリに本部のある国際エネルギー機関が主催する国際会議に、日本のエネルギー会社として出席する機会を得ました。日本から他に出席していたのは経済産業省や自動車メーカー、重工業、エンジニアリング会社などの水素関連の責任者や技術者。水素エネルギーに関する日本やアジアの動向を話し合いました。このような場で発言した意見が、実際に世界的なエネルギー業界の動向に影響を与えることを実感しました。自分が行っている仕事のスケールの大きさや、影響力を知ることができた経験です。これも東京ガスで仕事をしているからこそ、できることだと思います。今後も東京ガスの将来、そして日本のエネルギー業界の将来につながる仕事をしているという自信と誇りを持って、仕事に取り組みたいと考えています。

学生へのメッセージ

就職活動は大変だと思いますが、社会を知ったり、自分を知ったり、自分の将来を考えたり、自分にとって本当に重要なことを考え、学べる大事な時期だと思います。一度しかない貴重な機会ですので、自分の納得がいくまで頑張ってください。私自身、エネルギー業界の会社を志望先としていましたが、必ずしも東京ガスが第一候補でありませんでした。しかし、就活の中で東京ガスの社員と何度も会話をして、東京ガスを知っていくと「自分に合っているかもしれない」と思うようになり、最後は「自分が活躍できる会社はここだ」と確信しました。今では、自分の希望する仕事を素晴らしい先輩と同僚と一緒にすることができ、私の選択は正解だったと思っています。
休日は2人の子供と一緒に遊んで過ごしています。子供の笑顔を見ていると、仕事で疲れたり、大変なことがあったりしても癒され、「頑張ろう」と思える自分がいます。