つくるのは、ガス供給の大動脈。約90kmの幹線建設プロジェクト。

理系職 パイプライン技術
JOB:職種・仕事を知る
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幹線建設部 茨城幹線建設事務所 設計グループ 栁原大希 DAIKI YANAGIHARA 2014年入社 工学府 機械工学科
就職活動では、先入観を捨てて幅広い業界を検討した結果、日本のために事業を行っている会社に注目しました。東京ガスは、日本に足りないものの一つであるエネルギー資源を海外から獲得し、お客さまに届けることで社会を支えている点に魅力を感じました。

キャリア

2014年 防災・供給部 防災グループ 2016年 幹線建設部 茨城幹線建設事務所 設計グループ
2014年 防災・供給部 幹線グループ 兼 幹線建設部 幹線建設グループ

2020年度末の竣工をめざし、
茨城幹線の建設計画を進める。

ガスを供給するパイプラインは用途によって中の圧力が異なり、特に長距離間においてガスを供給する場合には、「幹線」と呼ばれる高圧の供給経路でガスを送り出す必要があります。2016年4月からは、「茨城幹線」といって日立から鹿島まで約90kmにわたって南北に走るルートの建設計画が立ち上がっており、私たちの事務所では、2020年度末の工事完成を目標にした準備を進めています。現在はルートや埋設位置、工事仕様の策定といった基本設計や行政折衝、地元説明を行っているところですが、水道や電気といった他の埋設物がある中で幹線を引いていくためには、行政をはじめ様々な関係者と調整許可を得る必要があります。なぜ、高圧のガス管を引く必要があるのか、どのような安全対策を行っているのか、関係者それぞれに対して丁寧に説明していかなければなりません。また、幹線は数MPa(メガパスカル)という高い圧力を有しているため、万が一の際の社会的影響は極めて大きいものになります。そのため、東日本大震災や阪神淡路大震災規模の大災害が起こっても、決して被害が生じないように設計をするという重大な責任を負う業務です。

設計者としての自負を持ち、
お客さまの気持ちを動かした経験。

私が茨城幹線の建設に携わる前の話ですが、発電所を新設するお客さまの用地内で、高圧ガスを供給する際に必要な施設の一つである「ステーション」という設備の設計を担当した経験があります。本来、ステーションを建設する際には東京ガスが用地を取得し、自社用地として建設を行うのですが、そのステーションはお客さまの用地内に建設するという特殊な制約がありました。自社用地ではないため、発電所の設計修正によって仕様の変更を余儀なくされる場面もあり、設計は徐々に複雑化し、やがて元の設計では用地内に収めることさえも難しくなってしまいました。ですが、安全上必要なものは絶対に妥協ができないため、お客さまとの折衝を営業に任せるだけでなく、私も設計者として会議に出席し、エンジニアリングの視点から意見を発するように心がけることで、お客さまと東京ガスとの間に「一緒にいいものをつくろう」という協力関係が徐々に築かれていったのです。その結果、お互いが妥協できない条件を両立した設計を固めることができ、お客さまと一緒に一つのものをつくりあげていく仕事の醍醐味を感じることができました。多数の関係者と関わる現在の幹線建設においても、この姿勢は共通して重要であると思います。

お客さまの生活に直結する仕事だから、
安全性には妥協しない。

私たちの仕事は、その成果がお客さまの生活に直結しているため、手応えを感じやすく、やりがいが直接的です。様々な業種を見渡してみても、東京ガスほど社会に貢献している実感を得やすい環境はそうはないのではないかと思うほどです。お客さまの生活が具体的に想像できるという点は、当社の大きな魅力の一つだと思います。そして、お客さまに直接貢献する仕事だからこそ、私たちは妥協しません。材料一つとっても、すべてオーダーメイドでつくっています。私も学生時代は知りませんでしたが、東京ガスは様々な分野で技術研究に力を入れており、材料に関しても長年にわたって蓄積した、非常に多くの知見を有しています。東京ガスが用いる材料には世界でも類を見ないほどの安全性が付されています。

あなたの仕事を一言で表すと…

ガス供給の大動脈をつくる仕事
高圧でガスを供給する幹線は、人体でいう大動脈のような存在であり、人々の生活にとって欠かすことのできないものです。幹線の建設は、まさにガス供給の大動脈をつくる仕事そのものであり、私たちが高圧幹線を建設することで、大災害や大事故の際のガス供給継続性を向上させることができます。それが、どんなときでもお客さまに変わらぬ生活を提供できる基盤を構築するということなのだと考えています。

学生へのメッセージ

私は機械系の出身ではありますが、現在の仕事において学生時代に学んだ経験は活かせていると感じています。必要な知識は入社してからも学べるので、個別の専門知識よりも、事象を定量化して判断する考え方や、原因追究のアプローチの姿勢といった理系的素地を持っていることが重要だと感じます。また、業務上必要な知識は多岐にわたっており、土木の知識が無いと従事できないわけではありませんが、土木系出身者も私の周囲では多く活躍しており、土木の知識が武器になることは間違いないです。
また、プライベートでは、ある小説を読んで以来、憧れていた茶道を始めました。しっかりプライベートで趣味の時間をもてるというメリハリのある仕事の仕方ができるのも、東京ガスの良い点だと思います。