EVENT REPORT

3月26日(月)「原料調達や海外事業について知りたい!」という学生のために、「原料調達・海外事業セミナー」開催いたしました。
実は、1回限りの限定スペシャルセミナーの予定でしたが、希望される学生が多く、急遽2回の開催とさせていただきました。
当日は多くの学生に参加いただきましたが、ご参加いただけなかった方のために、MYPAGEにて特別にイベントレポートをお届けします。

登壇社員

藤井洋介 海外事業推進部 海外事業推進第一グループ
小野寺 香織 原料部 原料調達第二グループ

講演

まずは東京ガスの会社概要、事業の全体像についてお話ししました。
今後のGPS×G(GAS&POWER+SERVICE×GLOBAL)の展開。
ガスだけでなく、電気も。東京だけでなく、世界へ。
変化し、挑戦し続けている東京ガスの姿を知っていただきました。
そして、これからますます原料調達や海外事業が重要となることを改めて実感していただきました。

今回登壇したのは、原料調達に携わる小野寺と、海外事業に携わる藤井。
小野寺は2007年に入社し、工場などの産業用のお客さまへの営業からスタート。
MBA留学を経て、2013年より原料部にて液化天然ガス(LNG)を調達する業務に従事しています。
藤井は1999年に入社し、都市エネルギー事業部での地域冷暖房やエネルギーサービスに関する営業・企画、財務部での予算立案を経て、2012年に社内人材公募でオーストラリアの子会社に赴任し、ガス開発、LNG液化事業を担当。2016年より主に東南アジアでの中下流事業に従事しています。

業務紹介

2名の社員が講義形式でこれまでのキャリアや現在の仕事についてお話ししました。
その内容についてピックアップしてお伝えします。

まずは小野寺の内容から。

< 東京ガスのLNG調達戦略って? >

東京ガスの調達戦略は以下の3つが挙げられます。
①調達先の多様化、②契約条件の多様化、③LNGのグローバルネットワーク化です。
①調達先の多様化においては、既存の調達先であるアジア太平洋・中東に加えて、非在来型(シェールガスなど)が主流の北米等からの調達を予定しています。
②契約条件の多様化においては、これまでの原油価格連動に加えて、北米や欧州のガス市場価格連動を導入すること、また長期的なLNG売買契約の他にも、短期的な契約やスポット契約も組み合わせることにしています。他にも、仕向地条項(LNG輸送時に最終的に陸揚げする国や地域を売主が規制する条項)を緩和・廃止する取り組みなどの引取り条件のフレキシビリティの拡大を行っています。
③LNGグローバルネットワーク化については、欧州、アジア、北中米と分断されていたガス・LNG市場を、グローバルなガス田・発電所等を保有し、また各国各社とのパートナリングを行い異なる地域間で原料を融通・取引することで、LNG物流の流動性を拡大します。
これらの調達戦略を遂行することによって、価格競争力、供給安定性、数量柔軟性の高い調達を実現していくのです。

< 原料部の仕事は? >

原料部には大きく分けて3つの仕事があります。
①調達交渉業務では、どの国のどのプロジェクトから、どのくらいの量をいつの時点で調達するか、またどんなスキームで、価格更改のタイミングは何年おきに行うかなど、原料調達全般の交渉を行う仕事です。
②海事・テクニカル業務では、船陸の整合、ガスの組成確認やLNGタンカーに関するエンジニアリング業務などを行っております。
③企画・計数業務では、原料費の見通しや予算を作成し、各国の情報収集・分析などを行い発信していきます。

1,100万件を超えるお客様にお届けできるという強みを活かしながら、国内外の多くの方と関われるやりがいのある仕事です。

< こんなやりがいのある仕事です! >

当社にとって新しい分野を切り拓けること、国内外の多くの方と関われることにやりがいを感じています!

次に藤井の内容となります。

< オーストラリア赴任時代の仕事は? >

現在東京ガスの海外事業は、北米や豪州におけるガス田開発・液化事業(上流事業)と、北米や東南アジアでのLNG基地やガスパイプライン建設運営事業、発電事業(中下流事業)を行っています。
オーストラリア赴任時は、プルートLNGプロジェクトという上流事業に携わっていました。主な業務は4つ。
①ガスの生産、LNG液化プラントが通常通り行われているか確認すること
②トラブルがあれば、契約書に基づき、きちんと対応しているか、オペレーター(プロジェクト幹事会社)を監視し、社内に情報提供をすること
③プロジェクトの費用・収入の管理をし、収益をあげること
④プロジェクトの拡張に対する技術的、投資採算性の評価を行うことでした。

家族と一緒に赴任したので、仕事はもちろんですが、プライベートも新しいことが目白押しで充実した4年間でした。

< 東京ガスの今後の海外事業の取り組みは? >

GPS×Gで示したように、2020年度に海外事業で利益構造に占める割合を20%にするという目標を達成するために、人員を毎年約30名増員させています。
ASEAN諸国は、2030年までにGDPが約4.6兆米ドル規模にまで拡大する見込みの中、東京ガスも東南アジアでの海外事業に力を入れています。エネルギー需要の拡大を受けて、当社の国内外でのLNG関連の実績、ノウハウを活かして、LNG基地事業や、発電事業等に乗り出しています。業務としては、技術的なエンジニアリング業務、投資判断などのファイナンス、契約交渉や税法上の確認などの法務・税務業務、そして市場調査などのマーケティングなどを行っています。

ダイナミックなビジネスに携われることが魅力ですが、何よりも東南アジアの経済発展に貢献できるやりがいがあります。

質問タイム

2名の社員に直接聞きたいことを、学生のみなさんに質問していただきました。
その内容を一部ご紹介いたします。

海外での中下流事業における東京ガスの強みはなんですか?
日本で初めてLNGを受け入れた経験、そして130年以上ガス事業を行ってきた経験から、LNG基地の建設、運営、またガスパイプラインの建設・運営管理能力は高いものがあると自負しています。よって、海外での中下流事業においても、バリューアップが可能です。
技術力さえあれば、海外での事業に障壁はありませんか?あるとしたら何ですか?
国によって商慣習が異なるので、事業を進める上で対応に苦労することがあります。
北米由来の非在来型ガスであればなぜ安く調達できるのですか?
北米地域や、非在来型ガスそのものが安いという訳ではありません。今までの油価連動に加えヘンリーハブ連動など、別の市場価格と連動することによって、リスクヘッジになるということです。

原料調達・海外事業について、もっと詳しく知りたい方はこちらから

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