東京ガスアメリカ

藤川 礼二郎 東京ガスアメリカ社(Tokyo Gas America Ltd.) 出向 1990年入社 法学部 法律学科 卒業

今後の展望について教えてください。

東京ガスの新たな収益源をアメリカで作りたいと考えています。アメリカは市場規模が大きく成長の余地があり、資源も豊富であるため、ビジネスチャンスが非常に多いです。これに加え、新規事業者がビジネスを始める環境が整っているため、新しい収益源をつくるには恵まれた環境です。チャンスがある分もちろん競争は激しいですが、天然ガスに関わる以下の三つの事業に積極的に取り組んでいきます。

・上流事業:豊富な資源量を背景とした生産分野
・発電事業:環境優位性、経済性の両面から成長が期待される分野
・供給事業:東京ガスが首都圏で培ってきた強みを活かせる分野

どのような学生を求めていますか?

一言でいうと、驚きをもたらしてくれる学生を求めています。会社に長年いると経験値が高まる一方で、過去の考え方にしだいに慣れてしまい、新しい発想が生まれにくくなります。変化と競争の激しい市場の中で収益源をつくっていくため、新たなメンバーの感性や考え方から生まれるアイデアに期待しています。

コーブポイントLNGプロジェクトについて教えてください。

このプロジェクトは、メリーランド州にドミニオンコーブポイントLNG社が建設する液化基地でアメリカ産の天然ガスを液化し輸出するもので、当社は年間約140万トンのLNGを引き取る計画です。すでに液化基地建設が開始されており、2017年に稼動を開始する予定です。
このプロジェクトから東京ガスがLNGを輸入するメリットは、新たな輸入国を得ることによる供給源の多様化と、従来のLNGとは異なり北米市場の価格体系で取引を行うことによる価格設定の多様化にあります。
稼動開始に向けた現在の主な業務は、建設工事の進捗確認、詳細な諸契約書の作成、運営組織の整備など、多岐にわたっています。

これまでのプロジェクトとの違いを教えてください。

これまでのLNGプロジェクトは特定のガス田から産出された天然ガスを液化して輸出するのが一般的でしたが、今回は北米に拡がるパイプライン網からガスを購入するため、特定のガス田に依存しないという点が大きく異なっています。

印象に残っているエピソードについて教えてください。

アメリカは迅速なスピード感で商談が進みます。日本も決して無駄にゆっくりしているというわけではないのですが、たとえばアメリカでガス田を売買する場合、非常に大きな取引でも早いものでは2、3週間という短い期間で決定されることもあり驚かされます。
また、アメリカに来て改めて日本との距離を感じました。インターネットやテレビ会議もあるため、それほど問題がないのではと感じる方も多いかもしれませんが、直接接しないと肌身に伝わってこない日本の雰囲気や、お客さまの考えなどを感じ取ろうと日々心がけています。

山田 将功 東京ガスアメリカ社(Tokyo Gas America Ltd.) 出向 2010年入社 人間・環境学研究科 共生人間学専攻

現在の業務内容について教えてください。

東京ガスアメリカ社の総務マネージャーとして、経理、財務、会計、税務、法務、人事、人材開発、IT、備品購入、企画等の新規開発業務以外のほとんど全ての業務を行っています。

東京ガスアメリカ社の業務内容について教えてください。

投資対象は大きく上流事業と中下流事業に分かれており、上流事業開発では天然ガスの開発・生産を行う事業への投資を検討します。既存事業としては、アメリカテキサス州バーネット堆積盆におけるシェールガス開発事業(※1)があります。この事業では、月1回程度行っているオペレーターとの定例会議等を通じて、開発状況や生産状況の確認、問題点の把握と解決策立案等を行っています。
中下流事業開発では、天然ガス発電事業や電力・ガス供給事業を中心に上記以外のほぼ全ての事業セグメントを視野に入れて投資検討を行っています。

※1.クイックシルバー・リソーシズ社がオペレーターとして、アメリカテキサス州バーネット堆積盆において、シェールガスを開発・生産している事業で、現在約275百万立方フィート/日(ガス相当量)のシェールガスおよび天然ガス液を生産し、米国内市場に販売している。2013年3月、東京ガスは、東京ガスアメリカ社の子会社として、TGバーネットリソーシズ社(TG Barnett Resources LP、以下「TGBR社」)を設立し、TGBR社を通じて本事業の権益25%(権益価格:485百万米ドル)を取得した。
(参照URL:http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20130329-01.html

仕事のやりがいについて教えてください。

会社の設立から運営にいたる全てに携わることができ、非常にやりがいを感じています。東京ガスアメリカ社の登記に始まり、その後も定款や規則の整備、事務所の選定・改装工事、各種税務申告や財務諸表の作成等、様々な業務を経験してきました。現在も日々課題は尽きませんが、柔軟な対応を心掛け業務に取り組んでいます。
また、マネージャーとして業務を遂行することにもやりがいを感じています。会社の代表としてミーティングや国際会議に参加したり、現地社員の採用や労務管理を行うなど、東京で勤務していた頃に比べ、非常に責任が重くなったと感じる一方、大きなやりがいを感じています。

海外事業で苦労したことを教えてください。

事業開発に関しては、アメリカという異国の地で一から仕事を探してプロジェクトを立ち上げなければならないという点で非常に大変です。アメリカはドライなイメージがあるかもしれませんが、実はすごくウェットです。人と人とのつながりが非常に強く、たとえば大学や前の職場のつながりから新しいビジネスを始めるということも良くあります。人種や言葉の壁がある中、そのような人たちの輪に飛び込み、良い案件を見つけるのは簡単なことではありません。

就職活動の軸を教えてください。

海外に携わる仕事がしたい、という漠然とした軸で就職活動を開始しました。色々な企業の説明を聞く中で、「原料調達であれば大きなやりがいを感じて仕事ができるのではないか」と考えるようになり、エネルギー業界に興味を持ちました。原料調達はもちろんのこと、生産、供給、営業と様々な仕事がある点にも魅力を感じ、最終的に東京ガスを選びました。

プライベートについて教えてください。

現在は会計や税務の仕事がメインのため、米国公認会計士の勉強をしていますが、土曜日はFC JAPANというヒューストン在住のサッカー好きが集まるチームでサッカーをしています。その他、アメフト観戦や車で旅行に行くなどしてリラックスしています。

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