ジャカルタ事務所

中尾 孝 海外事業部 ジャカルタ事務所 所長 1991年入社 理工学研究科 化学専攻

今後の展望について教えてください。

日本で東京ガスが行っているエネルギー事業(原料調達から都市ガスの生産、供給、営業、エネルギーサービス事業、IPP事業など)の仕組みを海外に輸出し、バリューチェーンを構築したいと考えています。現在は、2020年までにエネルギーに関する事業を立ち上げるべく、仕事を進めています。
今後入社される方が、インドネシアをはじめとした東南アジアで活躍できる場所をつくりたい、そんな想いで仕事に取り組んでいます。

海外事業で重要なことを教えてください。

言葉の壁、習慣が全く違うので、専門性、人間力、感受性の三つが重要であると感じています。
「専門性」とは、エネルギー事業に関する専門性(生産や供給での業務、営業など)です。東京ガスに入社して5年、10年と頑張ってきたことを軸に、何か一つ、できれば二つ専門性を持っていると、海外で仕事をする際も、お客さまに話を聞いてもらえる材料となります。
「人間力」とは、言葉の壁、文化の壁など様々な障壁がある中でも、明るく相手の懐に飛び込んでいける人間性と行動力です。これは、相手と信頼関係を結ぶためにも非常に重要です。
「感受性」とは、国や企業、話す相手が何を考えているかを感じる力です。自分のこれまでの経験から推測するだけでは、なかなか解決策が見つかりません。相手がどのようなことを考えているかを感じ取り、想像し、これを踏まえて話をすることが重要だと感じています。

なぜエネルギー事業の輸出が必要なのでしょうか?

一つ目は、インドネシアはこれまで天然ガスの輸出国でしたが、国内の資源が減少しており、今後輸入国になると予想されています。島国であるインドネシアがガスを輸入するためには、液化天然ガス(LNG)の受入基地が必要です。LNGの輸入は日本がアジアで4割弱を占めていることもあり、日本のLNG輸入技術は他国より秀でています。この技術をインドネシアで展開できるというビジネスチャンスが東京ガスにはあるからです。
二つ目は、基地ができると、国内でのガスの供給、営業、そして発電への展開を行うことが可能となります。現地にもガス会社はありますが、東京ガスとしては、コージェネレーションシステムの導入によりガスの使用量を増やしていくことや、パイプライン網の拡大、LNGローリー供給による供給エリアの拡大、省エネを通じて有効にガスを使っていただくためのソリューション営業を進め、ガスの拡販という展開チャンスも考えられるからです。

インドネシアでの仕事で大切なことを教えてください。

英語も大事ですが、地元の言葉を話せることが大切だと感じています。英語で話すよりは圧倒的に現地語を話せることのほうが強いです。ジャカルタ事務所では、インドネシア語の先生を呼んで、毎週インドネシア語の講義をしてもらっています。ちょっとした挨拶や言葉を話せると、喜んでもらえるし、受け入れてもらえます。もちろん、英語を話せるにこしたことはないが、そこをさらにブラッシュアップをかけるよりも地元の言葉を話せるようになることに力を入れることのほうが重要だと感じています。

健康面も非常に重要です。環境、気候、食べ物・・・すべてが変わるため、特に年中暑いインドネシアでは、基礎体力のレベルを上げておくかが重要です。ここはやはり、自己管理、日々自分の体力を維持することを心がけることが大切です。私も毎朝1時間トレーニングしています。日本は冬があるから細菌が死滅しますが、インドネシアは年中暑いため、細菌や蚊が1年中、日本の5-10倍生息しているといわれています。ただ、健康であれば5-10倍細菌がいたとしても、病気にならないため、健康であること、治癒力をつけておくことが大切です。寝不足、運動不足、栄養(野菜)不足をなくすことが重要で、日本のように、何もしなくともすべてがそろうという環境ではないということを心得た上で生活することが大切だと思います。

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